2018/06/19 井上円了

おやすみなさ井上円了

https://t.co/kSmYCxv9wj

Twitterの本文はこちらから

カズヤ on Twitter: "おやすみなさ井上円了 https://t.co/kSmYCxv9wj"

 

「哲学と社会学、経済学では飯は食えない」と昔に言われた記憶があります。経済学部の教授だったかもしれません。

さて井上円了です。東洋大学の設立者です。今年2019年で没後100年だそうです。

井上円了没後100周年記念特設サイト | Toyo University

大学の経済原論(必修科目)の中で、井上円了にまつわる教授の著作物を買わされた上に読者感想文を書かされたのですが、提出拒否をして単位を落とした忌まわしき記憶しかないです。経済原論に何も関係ないじゃん。

f:id:kzy2:20190618075401j:image

「諸学の基礎は哲学にあり」

そう説くよう、確かに哲学、特にインド哲学が得意な学風がありました。図書館に書籍は沢山あったような。心理学も多かったですね。一般教養の講義でイスラム教と仏教とキリスト教における、生活様式や考え方の違いなどの知識も得ています。

どうも大学の頃の思い出ばかりになっているので井上円了について書きますか。華やかではなかったので、その方が気が紛れます。

 

井上円了は純粋哲学を学ぶ過程で心理学なども足を踏み入れています。その中で生まれ育ちが起因して妖怪研究を始めます。

こっくりさん、漢字で書くと「狐狗狸」なのですが、十円玉と紙で狐などの霊を呼び出してお告げを聞くと言われている占いですが、

遊び半分でやると呪われ、精神に異常をきたしてしまう

などの噂がありましたね。自分も小学生の頃にやったことがありますが、途中で中断したことで騒動になったような気がします。あ、自分は大丈夫です。狐狗狸のような使いごときに我をどうにか出来るわけがなかろうが。

…その「こっくりさん」を科学的根拠をもとに解明した「妖怪博士」という面もあります。

明治時代にこっくりさんの謎を科学で解明!東洋大学創立者・井上円了氏の妖怪研究 | LINK UP TOYO (リンクアップトウヨウ)東洋大学

実験を繰り返し疑問を追求する、よく考え体験し、事実に基づきまた考える。物事の本質を見極めるための重要な示唆を広めるために円了は哲学館(現・東洋大学)を設立したのだと考えます。

哲学館事件を機に学校の運営からは一歩遠ざかるものの、遊説先の満州・大連で亡くなるまで、哲学や宗教の知見をもとに迷信の打破を目指して活動しました。

 

往々にして、惑わされず信念を貫くのも代償が伴うもんです。円了も哲学館事件で無試験検定資格の認可を取り消されています。

 

自分も信念を貫く代償で、両親には迷惑を掛けました。ごめんなさい、続きます。